一般社団法人
日本空港貨物保安協会公式HP

物流検査に、
革新と教育を。

News


当協会は、航空機や船舶に搭載される貨物の安全を保障するため、
貨物検査員に対し、高度な技術及び能力を保持するための教育を行っております。

貨物検査業務とは、X-ray、ETDS、爆発物探知犬(K-9)等を用いて、爆発物及び持込禁止品等を排除する業務です。ひとたび検査ミスが生じた場合、空港施設、航空機、船舶の爆発等の事故が発生し、 人命に重大な危険が生じるだけでなく、国内外の社会公共の安全と秩序に大きな影響を与えかねません。
大きな事故を未然に防ぐため、貨物から危険を排除する業務に従事する貨物検査員は、今後さらに 社会的に重要な役割を担っていることから、 高度な貨物検査技術を身に付け、適切な判断および 行動をとれるよう、当協会が全面的にサポート致します。また当協会は、2019年より特定非営利活動法人ジャパン使役犬活動センター(JSK)の元理事長である松尾晴美氏をお迎えする運びとなりました。 松尾晴美氏の【犬と人間との共存社会】を全国に浸透 させるべく、当協会も活動して参ります。 また諸外国では貨物検査の方法として一般的であるK-9業務を日本国にも普及することで、さらに 検査の効率化ならびに使役犬の活動の発展 に寄与するものと考えます。

Services
主な事業内容
01.

貨物に特化した検査員の育成
ならびに貨物検査員としての認定証交付

現在空港内でのX-ray検査業務は、空港保安警備業務検定という国家資格を持った者が検査を行っております。しかし空港保安警備業務検定は、旅客を 対象とした試験のため、実際の貨物の検査では、また違った技術が必要となります。そのため、当協会は、貨物に特化した検査員の育成を行い、最終試験合格 者には、貨物検査員としての認定書を交付致します。貨物検査員は、ICAOIATA、またアメリカのTSA基準に則ったカリキュラムまたでの講習を行うため、より幅広いセキュリティーの知識を得ることができます。

02.

使役犬の育成ならびにハンドラーの育成、
警備犬ハンドラーへ認定証交付

当協会は、警備犬ならびに爆発物探知犬の育成警備犬ハンドラーの育成に取り組んでおります。警備犬ならびに爆発物探知犬が日本国に普及することにより、より安全安心な社会の確立、効率的な貨物検査により、貨物量の増加による経済効果に期待しております。
また、日本では、間違った犬の飼育に伴い、年間1.6万頭が殺処分される という悲しい現実があります。近年政府やNPO法人の活動により殺処分 は減少傾向となっておりますが、正しく飼育をすることによって、家庭犬でも使役犬として活動できるスキルを犬は持ち合わせています。そのため、家庭犬についても訓練を行っております。

※ 使役犬とは、英語で【WorkingDogs】、日本語では、【働く犬】の総称となります。犬特有の能力を用いる ことで、社会貢献を行います。具体的には、災害救助犬、警察犬、捜索犬、麻薬探知犬、爆発物探知犬、警備犬、 盲導犬、セラピー犬等のことを使役犬と呼びます。

当協会では、警備犬等の育成事業を行っておりますが、「警備犬のパトロール」や「爆発物探知犬の派遣」等の ご用命は、関連会社である株式会社サンコウ・トータル・サービスが行っておりますので、当協会あるいは 株式会社サンコウ・トータル・サービスまでお気軽にお問い合わせください。

〈株式会社サンコウ・トータル・サービス〉TEL / 0476-32-5085(成田空港内線2-5085)

03.

KS/RA制度における特定貨物利用
運送事業者に対する貨物検査研修

近年物流の円滑化を図るため、セキュリティーレベルを維持しつつ、フォワーダー独自に貨物検査を行い、航空機に搭載する制度が国土交 通省より認定されることとなりました。しかしフォワーダーはあくま でも物流の専門家であり、検査に関する技術に関しては、未知のものです。
そこで当協会は、フォワーダーに対しても、わかりやすくセキュリティーについて、貨物検査の技術ならびに重要性について研修を行っ ております。

About us
協会概要

名 称

一般社団法人 日本空港貨物保安協会

設 立

2014年1月30日

所在地

東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 飯野ビルディング 9階 930号室

代表理事

玉榮 信子

目的と事業

日本国より海外に輸出する貨物の安全及び海外より日本国に輸入される貨物の安全を確保するため、高度な技術及び能力を持つ 検査員の育成を目的とし、その目的に資するため、次の事業を行う。

①高度な技術及び能力を保持する検査員の育成事業
②警備犬ならびに爆発物探知犬の育成ならびに、警備犬ハンドラーの育成事業
③検査員を教育するための研修事業
④検査員の認定事業

Message
ご挨拶

一般社団法人 日本空港貨物保安協会は、船舶、航空機に於ける、人流、物流輸送の安全に 寄与する為に、2014年1月30日に設立されました。 今後、更なる輸出入物流の増加が期待されることから、「安全」を軸に「スピード感」を重視 した、グローバル基準での検査方法の確立、高度な専門性を持った検査員の育成、K-9 業務の普及等が、求められております。その為、当協会では、国際基準に則った、物流検査 の確立を目指し、下記に挙げる事業に取り組んでおります。

NPO法人ジャパン使役犬活動センター 元理事長
松尾 晴美氏からのメッセージ

犬は大昔から人と共存しています。犬の先祖である狼は人間に飼われてから、【獣】から、【家畜】を守り、またその代償として人間から餌をもらい、飼い犬へと犬たちが変化したと言います。犬の本能を生かし、【人】と【犬】との絆が生まれ、使役犬として生きていくこと、それが犬の本能であり、喜びであることを、一般社団法人日本空港貨物保安協会の活動を通し、沢山の方々に知って頂ければ幸いに存じます。日本の国が、使役犬の本当の意味を理解していき、よりよい犬との絆が深まり、犬と人が普通に使役犬(愛犬)を生かして共存していける国になりますように心から願います。

「世界一受けたい授業」2015年8月29日の放送にて取り上げられました。